毎年11月の第二日曜日は、行政書士試験の日である。
すっかり忘れていたが去年も行われたようだ。
私は過去2回受験して、2回ともあっさりと玉砕されている。
大昔は、簡単にとれる国家試験の代名詞?でもあったようだが、ここ数年は試験問題も非常に難化しており、ちょっと勉強したくらいでは太刀打ちできないレベルの難関試験になっている。
これほど難しい試験であるにもかかわらず、受験するのに制限がない。
誰でも受験できるのである。受かるかどうかは別にして。
では、それほど勉強して仮に受かったとして果たして仕事はあるのだろうか?
また、受かるだけでは行政書士にはなれない。
行政書士会に高い登録料を払ってやっと行政書士を名乗ることができるのである。
そして事務所をひらいたらどんどん仕事が舞い込むなんてことはなく、今のご時世は、ホームページを開設したり、あちこち挨拶回りして事務所をアピールしていかないことには、いつまでたっても閑古鳥が鳴くであろう。
自営業であるから、給料なんて物はなく仕事がなければ収入はゼロである。
と、これほど厳しい現実が待ち構えているであろうのに試験日には各試験会場には老若男女併せて、相当数の受験生が集まるのである。
そして、去年は自分もその中の一人であったのだ・・・。
今、去年まで使っていた参考書類をパラパラとやってみた。
難しい・・ 6割とれれば合格なのだが、法律改正もあるし足切りもある。
年取るにつれて、記憶力も衰えるだろうし。
それにもまして一年間勉強し続けるモチベーションを維持することもかなり難しい。
そこまでして自分は行政書士になりたいのだろうか?
なぜ行政書士になりたいのだろうか?
今となっては、その答えを見つけることは難しい。
合格率も二桁いかない難関試験。
7000円払って3時間机にしがみつく。
諦めるのが得策のような気がしてきた。
そうやって周りを見回すと繁盛しているとこは、繁盛しているのだろうが大概の事務所は、暗い感じでやっているのかやっていないのか区別つかないようなとこが多いように見受けられるような気がする。
そういう目で見るからかも知れないが・・。
先生と呼ばれる士業は、やはり厳しいのであろう。
さて、その行政書士試験に合格するには・・・、ですが。
私は独学に拘り続けて不合格を繰り返したが、やはり確実に合格を勝ち取るには、ちゃんとしたスクールに通学するか、もしくは通信教育を利用するのが早道なのだろうと、今はそう思っている。
自宅の近くに適当なスクールなどが無く、仕方なく独学を考えるのなら迷わず通信教育を選ぶべきであると思う。