【65歳以下の中高年向け】官公庁の官用車の運転手に転職してみた感想

こんにちは、marathonmanです。

今回は官公庁などの官用車(公用車)の運転手に転職してみた感想を書いていきます。

 

いきなり自分なりの結論からですが、官用車(公用車)の運転手に転職した感想は、非常に気楽に仕事ができるということです。

 

とは言え運転手である以上、交通ルールを守った安全運転をする必要はありますが、それ以上の気を遣う事はほぼ皆無です。

しいて揚げるとすると、出発時間と到着時間を厳守することと、身だしなみに気をつけるぐらいです。

 

私は前職はトラックの運転手をしていました。

ですが、もう50代も後半になり肉体労働がだんだんきつくなってきましたので、この際トラックを降りて少しでも楽だと思える官公庁の官用車の運転手に転職をしようと思いました。

他の仕事でも良かったのでしょうが、やはり長い間やってきた運転の仕事が一番無難かなと思い、車の大きさは違いますが運転手の仕事を2たび選びました。

私のように前職がトラックドライバーという人は結構多いような気がします。

やはり経験のある仕事が、不安なく続ける事ができるのではないでしょうか。

 

この記事を読むことによって、官公庁の官用車(公用車)の運転手の日々の業務や、官用車の運転手の待遇がどのようなものかがよくわかります。

ですので、官用車(公用車)の運転手になりたい人はぜひ参考にして欲しいと思います。

官用車(公用車)の運転手とは?

官公庁などの公用車

市役所や国交省などの官公庁には官用車(公用車)という職員の移動に使用される車があります。

車種は様々ありますが、よく使われるのはワンボックスタイプの自動車です。

この手の車が選ばれるのは、人数がたくさん乗れて比較的車内が広い為です。

お役所の職員は、目的地に着くまでに車内で書類に目を通したり、現地に着く前の打ち合わせなどを行います。

その為、自分で運転することはせずに代わりに運転する人がいるのです。

それが官用車(公用車)の運転手です。

 

その運転手も、かつては同じ署内の公務員がやっていた時代もあったようですが、今では外部に委託するのが通例となっています。

さてではその運転手の一日はどのような感じなのでしょうか・・・・。

出勤時間、退勤時間

運転手控え室ここからは、私の職場を例に書いていきます。

出勤する場所は、運転手控え室というところです。

本庁舎とは別棟ですが、ちゃんと運転手一人一人に事務机があります。

着替え用のロッカーもあります。

和室の仮眠室もあります。

もちろん冷暖房完備です。

 

まず出勤時間ですが、定時は8時30分となっています。(業務開始は9時)

これは職場によって多少変わるところもあると思いますが、私は国土交通省の出先機関に勤めていますので、私のところでは8時30分です。

ですが、日によって職員さんの都合で早出があったりすることもあります。(めったにありませんが・・。)

退勤時間は、17時15分となっています。

こちらもその日の予定次第で、残業となることも時にはあります。(めったにありません。)

 

出勤手段は・・・。

署内に広い駐車場がありますので、車で通勤できます。自転車、バイクもOKです。

もちろん公共交通機関での通勤も可能です。

一日の仕事の流れ

毎日の仕事の流れは次のようになっています。

特別な事情がなければ変更はありません。

通常業務内容

9時~9時30分      洗車及び運行前点検(予定が入っていない場合)

9時30分~10時30分    構内清掃

12時~13時       昼休憩

17時15分        退勤

ですが、これは何も予定がない場合で、予定がある場合は指定された時間の15分前に庁舎の車寄せに官用車をつけて乗車予定の職員を待ちます。

この場合、ドアサービスはありません。不必要です。

ここが官用車の運転手と、一般企業の役員運転手の違いです。

役員運転手の場合はドアサービスが基本となりますが、官公庁の公用車運転手はその必要がありません。

そして言うまでもないですが、職員の自宅からの送り迎えなどもありません。

 

あまり堅苦しく考えないですみますね。

どうです?ちょっと気が楽になったように感じませんか?

きちんと安全運転さえできればOKです。

官用車(公用車)運転手の服装

服装に関しても、官公庁の官用車(公用車)の運転手と、一般企業の役員運転手では違いがあります。

 

官用車(公用車)の運転手の服装は、普通は所属会社の制服があればその制服で大丈夫です。

もし制服がなければ、あまりラフな格好でなければ普段着にスラックスでOKです。

Gパンは、不可です。

 

ということで私は、冬場はユニクロのフリースジャケットにスラックスを穿いています。

冬だけフリースの下にカッターシャツを着てネクタイを締めます。

スーツを着たければスーツでもいいです。スーツを着ている人もいます。

 

国土交通省からの指示があるときは、それに従います。

 

あと工事現場に行くことも多いです。

工事現場に行く場合は、職員さんはスーツではなく作業服で行きます。

ですので運転手も、それに合わせる訳ではないですが作業服で行くこともあります。

私は、現場に行く時は作業服を着ます。

なんとなく気分的に。(*´∀`*)

トイレなどに行く以外は車から降りることはありませんが・・。

 

めったにありませんが、時には新しく出来た高速道路などの開通式典などに所長、担当職員などを送迎することもあります。

式典などに職員を送る時は、運転手もやはりスーツが無難でしょう。

 

ですので普段も本当はスーツがいいのかも知れませんが、決まりはありません。

各運転手にまかされています。

夏場は、半袖シャツにノーネクタイ、スラックスです。

 

ヘアスタイルなども特に決まりはありません。

あまり変な髪型でなければ、どのようなものでも大丈夫です。

ちなみに私は坊主にしていますが、苦情が出たことはありません。

職員さんの中にも坊主にしている人もいます。(^▽^)。

 

一般企業の役員運転手の場合は、基本スーツに革靴、きちんとした髪型でなければならないでしょう。

恐らく坊主ではダメでしょう。

官用車(公用車)運転手の仕事内容など

言うまでもありませんが、安全運転です。

役所の運転手ですので、交通事故を起こすと色々面倒なことも起こりえます。

ですので運転には最善の注意を払う必要があります。

交通ルールを守った上で、人と環境に優しい運転をすることを求められます。

 

官用車(公用車)を運転しての行き先は・・・・。

 

私は三重県にある国土交通省の出先機関に勤務していますので、主な行き先は中部地方整備局、市役所、法務局、建設事務所、地元政治家の事務所、設計事務所、中電、東邦ガス、大学などありとあらゆる所に行きます。

たまにですが、遠距離(大阪市内、静岡市内)もあります。

 

また道路を作ったり、管理したりしていますので、自分が勤務している事務所で施工中の高速道路などの工事現場にも頻繁に行きます。

新しく道路などを作る場合、地元住民や、道路施工箇所の土地の地権者等への工事説明会などで施工エリアの地域の公民館や、地区センター、集会所などへもよく行きますね。

夜間に地権者宅に用地交渉に行くことも、時々あります。

 

このようによく行く所は決まっていますので、それらを一通り覚えてしまえばなんの不安もなく仕事ができます。

また新しい所でよくわからなければ、カーナビを頼りに運転しても問題ありません。

 

そして目的地に到着後は、職員が車に戻るまで駐車場等で待機となります。

待つのも仕事です。

ですが職員さんが戻る時間が決まっていれば、コンビニに行ったり、他の自分の用事を済ますこともできます。

職員が戻られたら、後の予定を確認して変更がなければ事務所に戻って一仕事終わりとなります。

マイクロバスあと運転に関しては、いつも使うのはワンボックスタイプの車ですが、年に数回現場見学会や新しい高速道路の開通式などで大勢の人間が乗る場合はマイクロバスを運行します。

ですので、私のところの事務所では大型運転免許を持っている運転手が2名必要となっています。

これは各事務所によって違いはあるでしょうが、最低2名は大型免許を持っている運転手が必要という所が一般的なようです。

もしあなたが大型免許を持っていれば、官用車(公用車)の運転手の採用に非常に有利になります。

とは言え、大型免許があればよく、大型2種免許までは必要ありません。

このように官用車(公用車)の運転手は、きちんと安全運転さえできれば後は他に求められることはほぼありません。

運転している以外の時間は、待機時間となります。

この時間は事務所内にいれば何をしていても大丈夫です。

本を読む人、テレビやDVDを見る人、ネットをする人など様々です。

運行の予定がない日も時々ありますので、そういう日は一日中事務所で自由となります(^▽^)。

私の所の事務所では、仕事がないと朝から和室で布団をかぶって寝てしまう人もいるくらいです。(*^▽^*)。

 

ですので中には暇な時間を利用して副業に励むなんていう人もいるようです。

そして、これも別に禁止されてはいません。

 

あと官用車(公用車)の運転手の仕事は体力的に非常に楽なので、実は女性にも大変おすすめできる仕事です。

あまり知られた仕事ではないため数は少ないですが、女性の官用車(公用車)の運転手さんもいます。

ですが、女性とは言えやることは男性の運転手と同じです。

と言っても、安全運転するだけですが・・・。

 

男性の職員と車の中で2人きりという状況も頻繁に起こりえると思いますが、それが苦にならなければ良い仕事だと思います。

少なくともトラックの運転手のようなキツい厳しい仕事ではありません。

今となっては死語かも知れませんが、3K職場ではありません。

週5日間、毎日定時出勤、定時退社が可能です。

 

女性ということで、男性よりは優しくして貰えるでしょうし、かえって働き易いのではないでしょうか。

特にシングルマザーとかで、小さい子供がいる人は残業がほとんどないこの仕事はうってつけだと思うのですが・・。

 

完全週休2日制ですので、土日祝日は絶対に休みですし。

毎日定時の17時15分に帰れますので、終わってすぐに保育所などに迎えに行くことができますよね?

私の知っている女性の運転手さんも、のびのびと楽しそうに仕事しています。

少なくともトラックや、タクシーの運転手よりは絶対におすすめできます。

 

しかもトラックや、タクシーの運転手になるには普通免許以外に特別な免許も必要ですからね。

苦労して中型免許や、普通2種免許を取得しても仕事が軌道に乗るまで時間がかかりますし、未経験の分野ですと、ちゃんとやっていけるかどうか心配ですよね。

 

その点、官用車(公用車)の運転手はいつも乗ってるような普通自動車を運転するだけですので、簡単にできると思いませんか?

事故だけ起こさないように、安全運転に気を付けるだけでOKです。

このような有益な情報を知っているか知らないかで、人生の難易度は変わりますね。

官公庁の官用車(公用車)の運転手、一押しの超おすすめな仕事です。

さてでは、気になる官用車(公用車)の運転手の気になる給料ですが・・。

やはりここは1番気になるところではないでしょうか。

いざ採用されたとしても、あまり安い給料だったらちょっと困りますよね?

ですが、仕事の内容がそれほどハードなものではありませんので、あまり高額な給料は貰えません。

 

ここは私の給料明細をお見せするのが手っ取り早いでしょう。

ご覧いただいたように、毎月大体このくらいですね。

多少上下はありますが、それほど大きく変わることはありません。

これはどこの事務所でもほぼほぼ同じくらいのレベルだと感じています。

ということで残業込みで、おおよそ20万円くらいです。

普通の会社員と同じくちゃんと社会保険にも加入しています。

これを多いととるか、少ないととるかは人それぞれですが、私個人的にはこんなものではないかと感じています。

 

そして入社後半年を過ぎると、年次有給休暇が10日貰えます。

半年で、10日はなかなか良いのではないでしょうか。

 

週休2日で、残業無しで、結構自由時間が仕事中にある。

これくらいの仕事って他に思いつきません。

不謹慎な言い方のようですが、労働している感覚があまりないです。

これは私が働いている所以外の役所の運転手さんたちも大体同じような印象を話していますので、大体どこの役所も同じような勤務状況だと思います。

 

これなら結構高齢でもやれると思います。

それが証拠に定年が65歳に設定されています。

仕事が仕事なだけに、65歳くらいならまだ全然余裕でこなせると思いませんか?

 

例えば奥さんがパートなどで働いていれば普通に生活ができるのではないでしょうか。

 

上の給料明細の写真ですが、これは国交省の官用車の運転手の場合で、市役所とかの公用車の運転手は、もう少し貰えて25万円弱くらいになると思います。

国交省も市役所も官用車(公用車)の運転手の仕事内容に違いはほぼありません。

ですので、少し多めに欲しいなと思うのであれば市役所の公用車の運転手がおすすめです。

官用車(公用車)の運転手になる資格

ここで、官用車(公用車)の運転手になるための資格などについて書いてみたいと思います。

私が思うに官用車(公用車)の運転手になる資格は次の3つだと思います。

官用車(公用車)の運転手になるための資格3つ

1  65歳以下であること

2  普通自動車運転免許か、大型免許を持っていること

3  真面目であること

まず1番。
65歳以下であること。
これは単純に65歳定年であるためです。
男性、女性は問われません。
2番。
これも当然ながら運転手ですので、運転免許は必須ですね。
ただ免許があればよくて、ゴールドかブルーかは関係ありません。
ゴールド免許なら尚良いという程度でしょう。
時々マイクロなどに乗る場合がある事務所は、大型免許を持っていると有利になります。
3番。
ありきたりですが、社会人としての普通のモラルがあって、真面目な性格であれば問題ないでしょう。
人当たりがよければ尚良いでしょう。
以上です。
もう一つ重要な事を忘れていました。
もしかするとこれが、最重要かもしれません。
守秘義務

運転中、職員さん達が後ろの席で会話している内容については、他言無用です。

狭い空間に一緒にいますので、どうしたって聞こえてしまいますが、この内容に関しては人にしゃべってはいけません。

あまり公にはできないような極秘に近い内容の事もままありますので、これに関しては守秘義務を守りましょう。

例え同僚や、家族にも話してはいけません。

以上が、官用車(公用車)の運転手になるための資格要件だと考えます。

まとめ

さて色々書いてきましたが、いかがでしょうか?

これならなんとなくやれそうと感じるのではないでしょうか。

いや、むしろやりたくなったのではないですか?

 

この仕事を本当におすすめするのは、60歳で定年を迎えたがまだもう少し働きたい、そろそろ定年だけどまだ完全に遊んでいるわけにはいかない。

まだ40代、50代だけどストレスの多い仕事に疲れていて、あまり高額な給料はいらないので、もっとストレスのない仕事はないものかと探している人。

こんな人にうってつけの仕事だと思います。

 

あとは、小さい子供がいるシングルマザーさんですね。

 

これらの人々にとっては魅力ある仕事に写るのではないでしょうか。

 

繰り返しますが、肉体的にキツい仕事ではなく、休みも多く、ほとんど毎日定時で帰れる、そこそこの給料も貰える。

これが官用車(公用車)の運転手の実態です。

このような仕事を探していたあなたは、是非就職するなり転職するなりすることをおすすめします。

 

この仕事の求人がよく出ているのは以下のサイトとハローワークです。

ただハローワークは、今まで利用したことがなくてなんとなく敷居が高いという人は 求人サイトがいいかも知れませんね。

家にいながら誰とも話すこともなく好きなように探すことができますので。

 

ハローワークもいいですが登録するときに結構な時間、相談員の方とあれこれ話さなくてはなりません。

求職者登録シートに記載する項目も結構ありますので、ちょっと面倒くさいと感じるかも知れませんね。

 

そして何より苦痛なのは、廻りで暗い表情で端末を使って仕事を探している大勢の求職者・・・・。

 

この現実を目の当たりにしなければなりません。

これがこそがハローワークを使う一番のデメリットではないかと、私は思います。

このような暗い表情の求職者と一緒に仕事を探している自分を想像してみて下さい。

気分が滅入りますよね?

 

そんな理由で私は求人サイトに家で自分のパソコンなりスマホなりから登録して、探すことをおすすめしたいと思います。

これならそれほど嫌な思いをしなくて済みます。

 

コーヒーカップを片手にリラックスして探すこともできるのではないでしょうか。

リラックスしている時の方が正しい判断もできると思いませんか?

とりあえず登録だけでもしてみることをおすすめします。

あまりずっと迷い続けて思い悩んでいると、ますます行動に移せなくなりますよ。

5分もあれば登録できますし、無料です。

そして、もし今後自宅から割と近くに官用車(公用車)の運転手の求人が出たときは、サイトからメールが届いていち早く応募できると思います。

 

求人情報を早く知ることが出来るかどうかで、今後の生活をガラッと変えることもできるでしょう。

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今がチャンスですよ。

 

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